メルセデスベンツW168 メンテナンスです。
- 2022.08.08
- メルセデスベンツ

ベンツW168。
以前ミッションが故障して、修理と車検を
通した後、初めてのメンテナンス時期になりました。
まずはバッテリーのチェックから。
バッテリーは運転席の床下にあります。
点検してみると前回交換履歴が2016年。
充電値も低くなっていて、ここ最近の異常な暑さで
エアコンもフル稼動しますし、そうなるとバッテリーの
消耗も早くなりますので、了解を得て交換します。
交換の際は、ダイアグコネクターより電源バックアップ
を取って安全に交換します。
エンジンオイルは前回修理時に交換していますが、
今回はオイルのみの交換時期になります。
足廻りの点検を進めていくと、ドライブシャフトの
ジョイントグリースが飛び散った跡がありまして、
右側のアウターブーツが若干割れていまして、
インナーブーツも亀裂が入り割れてしまいそうなので、
ドライブシャフトを外して、修理していきます。
↑アウターブーツの交換。
↑インナーブーツの交換。
スプライン及びベアリング等の洗浄と点検。
Cリングはきちんと入っていないと外れてしまいます。
専用のグリースをいれていきます。
車体側にもグリースを入れて、
ブーツが硬いので少し厄介ですが、
ブーツ装着後、バンドを付けて固定。
飛び散ったグリースの跡は綺麗に拭いておきます。
アウタージョイントは綺麗に清掃して
焼き付き防止のアンチを塗布。
ステアリングナックルとショックアブソーバー、
ロアアームと繋がるボルト類は、グラインダーで綺麗に清掃して
緩み止めを塗布します。
センターナットはトルクでの締め付けなので、
トルクレンチにて締め付け。
足廻りを組み付け、ブレーキの面取りと給油。
リヤブレーキも同様に作業します。
ウィンカーの色が少し黄色く見えたので、
バルブを外すと、オレンジの色が割れてしまってますので、
車検は勿論通りませんが、早めの対策をして
綺麗なオレンジ色に戻りました。
ハイマウントストップランプも何個か点灯
していないので、
バルブを交換。
ワイパーブレードはセット品で交換します。
エンジンオイルのリセットをして試運転をすると
右前から少し異音がします。
音は回転に伴い増幅や減少をしているので、
ドライブシャフトに何か不具合が起きているのか
再度点検すると、アウターブーツのバンドのカシメ部分が
ステアリングナックルに接触しているのが分かります。
ブーツバンドは、シャフトブーツキットとして同梱して
いますが、今回それを使うのは止めて、信頼の日本製の物を使用。
再度試運転をすると全然音は聞こえなくなりました。
最後にDTCシステムチェックをして
完了です。
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