2007年 PTクルーザー 不具合修理・車検
- 2022.05.17
- クライスラー

2007年式PTクルーザー。
エンジンチェックランプ点灯、4速シフトアップしない、エアバックランプ点灯・・・
その他諸々で入院です。
今回は入院から退院までかなりの時間を要しました😓
僕も心が何度も折れそうになりました💦
まず何度か走行テストをしてシフトチェンジの不具合の確認。
走行すると、4速に入る時もあれば、大体は3速止まり。
診断機を繋いで確認します。
「TCM」トランスミッションコントロールモジュール
に不具合コードが入っています。
ライブデータを確認しながら走行テストをしてみると
4速シフトアップソレノイドが動いていません。
お客様に了解を得て、コントロールバルブボディの交換へ。
通称「ソレノイドパック」
オイルパンの中に入っている事が多いですが、
PTはミッションの外に付きます。
かなり狭いので、ラジエーターやクーラーコンデンサー、
バッテリートレイ等を外してようやくアクセスできます。
ソレノイドパックは交換後にキャリブレーションが必要です。
部品は本国オーダー。
到着まで約1カ月かかりました😓
交換後、全て組付をして、改めて診断します。
およよ、、、故障コードが消えないどころか
ECM「エンジンコントロールモジュール」にも
入っています😱
PTだと、ECMではなくPCMになるようですが、
何が悪いのか色々と点検をしながら、
クライスラーにめっぽう強い他県の某ショップさんに聞いたり
恐らくPCM本体の故障だとは頭にありますが、
例えPCMの不具合で交換したとしてもVINナンバーのキャリブレーション
が必要になり、クライスラーの専用診断機によるオンラインコーディングが
必要になることが分かり、PCM〜ソレノイドパック間の配線点検や
ジャンクションボックスの点検等を進め、ショップさんにはほぼ治らないとの
ニュアンスで言われ、新品は廃盤。リビルトも無し。
希望の光は段々と薄くなって行きますが、仲良くさせてもらっている
近所のアメ車屋さんに相談すると、アメリカにコンピューターを修復してくれて
尚且つVINナンバーまでコーディングしてくれるお店がある事を知り、
100%治る確率は無いけど、お客様にも「やれるだけやってみましょう」
と心支えになるお言葉を頂き、PCMを手配。
部品到着までまた時間を要しましたが、届いたPCMを組んでいきます。
診断機を繋ぎ、PCMの情報を見ると、、、
おお!VINオリジナルと現在のVINナンバーが違う事が分かります👍
VINオリジナルとはアメリカで使われていたコーディング前のPCMで
現在VINは今のPTのナンバーです。
僕がやる事は「カム/クランク再学習」をして
確認してみるとPCMとTCMの故障コードが消えました。。。
やりました😄治って良かった✊
アメリカのショップさんと近所のアメ車屋さんに
助けられました😓
シフトチェンジもスムーズになり、まだまだ修理するところ
ありますが、続きは次回。。。
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