充実の設備で万全の修理・整備を行っています。
※画像クリックで拡大表示(続けてご覧いただくこともできます)
スポット溶接機
スポット溶接とは、2枚の母材(鉄板)を圧着しつつ電流を流し、その抵抗熱で金属を溶かして接合する事です。自動車のボディのあらゆる箇所にスポット溶接が採用されています。
当社では、各自動車メーカー認証製品である、SPANESI社製インバータースポット溶接機を2機完備しております。(ちなみに、トヨタプリウスでは車体修理の際はこの溶接機を使用するのが義務付けられています。)
近年の自動車は昔と違い、鉄の材質が変化しています。その理由には、高い衝突安全性とCO2排出量削減、燃費の向上と言った理由があげられます。硬くて薄いこのような鉄の材質を「高張力鋼鈑」または「超高張力鋼鈑」と呼ばれます。一般的に高張力鋼鈑は340Mpa〜790Mpa、超高張力鋼鈑は980Mpa以上です。各自動車メーカーは溶接基準を定め、その基準にクリアする溶接機でなければ正確に修理することは不可能です。
パネルテンショナー
パネルテンショナーは、従来の鉄板、ポリカーボネート、FRP、そして現在の超高張力鋼鈑までを修理できる唯一の副資材です。
今まで取替を余儀なくされていた深い損傷のパネルや超高張力鋼鈑のパネルでも修理できる画期的な自動車鈑金 塗装修理の為の材料です。
【硬化速度の利便性】
従来の修理副資材(パテ)は、乾燥時間が20分〜30分です。それに対しパネルテンショナーはUV照射により30秒程度で乾燥します。
【剛性の保持】
ドアパネル等の薄く伸びた鉄板でも剛性(強度)保てる為、従来交換していたドア、フェンダー等の部品が修理可能になりました。
【パネルテンショナーを使用したメリット】
- パネル交換の数を減らし、資源の保護、CO2削減など環境維持に役立ちます。
- パネル交換をするよりも、修理費がお安くなることが多いです。
- 部品が入荷するまでの日数や時間を短縮できるため、修理の完了が早くなります。

フルデジタル制御パルスMIG/MAG自動溶接機
当社の溶接機は「サウンドミグ2060MDダブルパルス半自動溶接機」です。
この溶接機は、各自動車メーカーの「補修溶接新基準」に対応しています。例えば、ホンダNBOXの1500Mpa超高張力鋼板採用部分で、スポット溶接ができない場所に使用できます。その他トヨタプリウス、ヴィッツ等で980Mpa超高張力鋼板を含む3枚のパネルを接する場合の溶接条件も満たしています。軟鋼、超高張力鋼板、ステンレス、アルミも全て対応する事ができ、お客様のお車を美しく補修する事ができます。
スタッド溶接機
スタッド溶接とは、スタッドと母材(パネル)を一瞬で溶接して引き出す作業です。 パネルの損傷部位をスタッド溶接して「トントン」と引き出し、ある程度もとの高さ、形に戻します。 当社では、従来の鉄板で使用するスタッド溶接機と、高張力鋼板で使用するスタッド溶接機の2種類を完備しております。
プラズマカッター
当社のプラズマカッターはCEBORA社製「インバーターエアプラズマカッター」を使用しております。プラズマカッターとは、別名プラズマ切断とも呼ばれ、プラズマアークと圧縮エアーにより、スチール、ステンレス、アルミ等の母材を瞬時に、そして美しく切断します。厚さは最大12mmの物まで切断する事が可能です。
塗装ブース
クオリティの高い仕上がりを実現する為に、上下圧送式塗装ブースを完備しております。仕上がりに悪影響を及ぼす空気中のゴミやホコリを遮断します。塗装後は60℃で乾燥を行い、しっかり硬化させます。
塗料・ミキシングマシーン(撹拌機)
当社では世界トップメーカーの”シッケンズ”を使用しております。VOC排出量を削減した環境対応型塗料です。VOCとは揮発性廃棄物です。ミキシングマシーンとは、原色の塗料缶を一斉に撹拌する事ができる機械です。塗料の品質を保つため、毎日数回撹拌します。
調色配合システム
車にはそれぞれカラーNo.があります。同じカラーNo.の塗色でも1台1台微妙に色合いが違います。当社では、実車データ・測色カメラを使い最適な塗色を選び、その配合データをオンラインで瞬時に呼び出し調色します。