AUDI

2024.06.13

A4 エンジン冷間時不調

 

エンジン冷間時の調子が悪いA4のご来店です。

診断機をつないでDTCを読取ります。

検出されたDTCは「P218800」

空燃比が濃い症状です。

エンジン暖機後は症状は改善されます。

排ガスの濃度を測定してみます。

さほど問題の無い数値です。

排ガス測定器のプローブを***してみると

HCが爆上がりしました。

原因はハイプレッシャーポンプ。

高圧燃料ポンプです。

ハイプレッシャーポンプを外したところ。

燃料がリークしているのが見えます。

診断機で冷間時のエンジンライブデータを確認していると

各シリンダーにランダムに失火検出が入ります。

純正部品を使い交換します。

ハイプレッシャーポンプ交換後は以前の症状も改善されて

エンジンチェックランプも消灯。

次に予防整備としてウォールナットブラストを実施します。

走行距離も10万キロ超えですので、

恐らくインテークポートは煤溜まりの可能性があります。

インテークマニホールドは全て分解して超音波洗浄。

フューエルインジェクターも洗浄します。

インジェクターリペアキットの交換。

ガスケット類も交換です。

スコープを使いインテークバルブの確認。

結構こんもり溜まっています。

ブラスト後はここまで綺麗になりました。

点火系もリフレッシュとしてスパークプラグの交換。

エンジンを暖機運転させ、エンジンオイル、エレメント、ドレンワッシャー

を交換します。

今回はサービスにてスーパー添加剤「SOD-1」も添加しておきました。

最後に診断機を使いDTCの有無の確認。

ライブデータの実測値を見て作業前との比較。

試運転を繰り返し行い確認します。

エンジン不調も完治してエンジンフィーリングも快調になりました。

最後に追加にてご用命がありました

アイドリングストップ無効のコーディングと

デイライトコーディングをさせて頂き作業完了です。

この度は当社ご利用ありがとうございました。

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作業ブログをご覧いただきありがとうございます。

ニューオートは以前からご納車時の作業報告の際、タブレットを活用して

ご説明させて頂いておりました。丁寧に分かりやすくをモットーに

心掛けております。

作業した記録はフォルダ分けしてクラウドで保存して、お客様のお車は

何年何月何日に何を作業したのかをすぐに把握できるようにしており

ます。

以前のホームページで随分と前から「作業日誌」と題してブログを

書くようになりまして、多くのお客様からのお問い合わせを頂く

ようになりました。しかしながらお客様のお声の中には、

「同じ故障の症状なのにこの前載せてたブログの修理内容と違う」

「修理内容が同じでもかかった費用が違う」

などのお声もあります。

そこでひとつご注意頂きたいのが、

故障内容は同じでも、それに至る経緯が違ったり、お車の使用状況、

経年劣化、部品の耐久性、個体差や部品価格の変動により内容や

修理費用は違ってきます。その点をご理解頂けると幸いです。

同業者様からの問い合わせも増えてきております。

私も作業にいきずまったときに昔も今も聞きまくります。

仲良くさせて頂いている同業者様にはいつも良いアドバイスを頂き

助かっておりますが、中には「ぶっきらぼう」で「冷たい」お言葉を

かけられる事もあります。。。

私もまだまだ分からない事も多く未熟者ですが、分かる範囲で最適

なアドバイスをするように心掛けております。

そういう事が増えていけば整備業界の発展にも繋がりますし、何より

ご依頼頂いているお客様の期待に応える為だと思います。

最後になりますが、これからもお客様がご参考にできるような記事や

出来事を随時更新していきますので、かいつまんでご覧頂ければ

嬉しく思います。

 

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