AUDI
2024.08.10
Q5 冷却水漏れ修理からのどハマり事例
Q5の冷却水が漏れているとの事で緊急入庫になります。
漏れている部分はエンジン裏側
ヒーターホースの付け根樹脂部の損傷です。
ご入庫時の点検では冷却水を補充しても
すぐここの部分から漏れてくるのでアイドリング状態にも出来ず
にいました。ホース交換後に冷却水を補充して加圧テストをしてみますが
エンジン絶不調。アイドリングもバラバラでストールしそうです。
リーン検出をしているので在庫であったベンチレーションバルブ
を交換してみますが変化無し。。。。
エア吸いを起こしていそうな箇所をよく点検します。
アイドリング中にインマニとヘッド間にパーツクリーナーを
噴くと一時的にアイドリングが上昇します。
インマニの割れ?歪み?とりあえず外します。
吸気ポート、インテークバルブの煤溜まり。
いつもの事ながら直接原因ではなさそうですが洗浄しときます。
洗浄後。
インジェクターの超音波洗浄とリペアキット交換。
インマニASSYを交換します。
結果、変化無し・・・・・・・・・・・・・・
もうすでにドツボにハマってしまってます。
再度点検を進めていき、今度はエンジン裏のバキュームポンプ
周辺にパーツクリーナーをかけるとアイドリングが上昇。
まさかバキュームポンプのガスケットからのエア吸いは
材質的にも考えられませんが 半分諦めて交換。
結果症状の改善はありませんが、
やたらハイプレッシャーポンプの脇がウェッティー。
よ〜く見ていると、
穴???
え〜!?
グロメット無いーーーーーーーーー
原因は これ です。
部品名所は「カバー」。そのままです。
金額640円。。。
やす!
翌日着→取付け。
結果・・・・・
完治しました。
でも何故カバーが外れていたのかは不明です。
バルブカバーを外す機会でないと触らないような気がします。
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コメント
作業ブログをご覧いただきありがとうございます。
ニューオートは以前からご納車時の作業報告の際、タブレットを活用して
ご説明させて頂いておりました。丁寧に分かりやすくをモットーに
心掛けております。
作業した記録はフォルダ分けしてクラウドで保存して、お客様のお車は
何年何月何日に何を作業したのかをすぐに把握できるようにしており
ます。
以前のホームページで随分と前から「作業日誌」と題してブログを
書くようになりまして、多くのお客様からのお問い合わせを頂く
ようになりました。しかしながらお客様のお声の中には、
「同じ故障の症状なのにこの前載せてたブログの修理内容と違う」
「修理内容が同じでもかかった費用が違う」
などのお声もあります。
そこでひとつご注意頂きたいのが、
故障内容は同じでも、それに至る経緯が違ったり、お車の使用状況、
経年劣化、部品の耐久性、個体差や部品価格の変動により内容や
修理費用は違ってきます。その点をご理解頂けると幸いです。
同業者様からの問い合わせも増えてきております。
私も作業にいきずまったときに昔も今も聞きまくります。
仲良くさせて頂いている同業者様にはいつも良いアドバイスを頂き
助かっておりますが、中には「ぶっきらぼう」で「冷たい」お言葉を
かけられる事もあります。。。
私もまだまだ分からない事も多く未熟者ですが、分かる範囲で最適
なアドバイスをするように心掛けております。
そういう事が増えていけば整備業界の発展にも繋がりますし、何より
ご依頼頂いているお客様の期待に応える為だと思います。
最後になりますが、これからもお客様がご参考にできるような記事や
出来事を随時更新していきますので、かいつまんでご覧頂ければ
嬉しく思います。