BMW
2023.08.01
MINI R56 ATF交換
BMW MINI R56 のご入庫です。
いつも当社ご利用頂きありがとうございます
今回は「故障修理」と言うよりも「メンテナンス」に
なるかもしれません。
ご入庫時の症状は「発進時にギクシャクする感じがする」
「走行フィーリングが以前と変わった気がする」
という事です。
作業前の試運転をしても確かにギクシャク感はありますが、
かなり酷いという感じではないので、ATF交換で症状は改善される
可能性があります。
初めに抜いたATF。随分黒いですね。
が、いかんせん2007年式の走行102000Km。
通常の抜いて入れる方式では到底改善される余地もないので、
オイルパンを外してATストレーナーの交換も踏まえた御見積りで
客様にご説明します。ATのメンテナンスなので必ず良くなるとはお伝え
できませんが、万が一の事も予めご説明をしておきます。
オイルパンを外すと中に付く磁石では取り切れない
程の鉄粉が・・・
ストレーナーを交換します。
バルブボディ周辺も洗浄してストレーナーを組付けます。
磁石も綺麗に洗浄してオイルパンガスケットは交換です。
フルード交換はトルコン機器の「T.MAX1100」を使います。
使用するATFはMOTUL/ATFⅥ。
オーバーフローさせて回して抜いてを3回実施。
全て元通りに組み付けて試運転をします。
結果、お預かりした時の症状は改善され、
ギクシャク感も無くなって、坂道などは力強いトルク感も
感じれるようになりました。
ご納車させて頂き、後日お電話にて確認してみると
「前よりもスムーズになって全然違います!」
と、お喜びのお声を頂きました
この度も当社ご利用頂きましてありがとうございました!
コメント
作業ブログをご覧いただきありがとうございます。
ニューオートは以前からご納車時の作業報告の際、タブレットを活用して
ご説明させて頂いておりました。丁寧に分かりやすくをモットーに
心掛けております。
作業した記録はフォルダ分けしてクラウドで保存して、お客様のお車は
何年何月何日に何を作業したのかをすぐに把握できるようにしており
ます。
以前のホームページで随分と前から「作業日誌」と題してブログを
書くようになりまして、多くのお客様からのお問い合わせを頂く
ようになりました。しかしながらお客様のお声の中には、
「同じ故障の症状なのにこの前載せてたブログの修理内容と違う」
「修理内容が同じでもかかった費用が違う」
などのお声もあります。
そこでひとつご注意頂きたいのが、
故障内容は同じでも、それに至る経緯が違ったり、お車の使用状況、
経年劣化、部品の耐久性、個体差や部品価格の変動により内容や
修理費用は違ってきます。その点をご理解頂けると幸いです。
同業者様からの問い合わせも増えてきております。
私も作業にいきずまったときに昔も今も聞きまくります。
仲良くさせて頂いている同業者様にはいつも良いアドバイスを頂き
助かっておりますが、中には「ぶっきらぼう」で「冷たい」お言葉を
かけられる事もあります。。。
私もまだまだ分からない事も多く未熟者ですが、分かる範囲で最適
なアドバイスをするように心掛けております。
そういう事が増えていけば整備業界の発展にも繋がりますし、何より
ご依頼頂いているお客様の期待に応える為だと思います。
最後になりますが、これからもお客様がご参考にできるような記事や
出来事を随時更新していきますので、かいつまんでご覧頂ければ
嬉しく思います。