ホンダ
2023.08.28
USアコード エンジンオイル漏れ クーラント漏れ ブレーキフルード漏れ
95USアコードさん
新規でのご依頼有難う御座います。
懐かしいですね〜
ボディの状態も良く綺麗に保たれています
先ずはエンジンオイルの漏れから。
オイル漏れは、タイミングカバーから垂れており
それがつたってエンジンオイルパンやミッションハウジングまで。
分解していきます。
懐かしきアコード エンジンはF22B。
さすがのクランクプーリーボルトは、えげつない硬さです。。。
超ロングスピンナーハンドル➕鉄パイプを使って緩めます
そしていつになっても下側のタイミングカバーを外すのには苦戦します。
漏れたオイルの影響でパッキンはフニャフニャ。。。
パッキンのみが国内在庫無く、海外にも無かったので
ここは組付け時に液体パッキンを綺麗に盛る事にして
綺麗に洗浄しておきます。
クランクプーリーはゴムのダンパー部分にひび割れが見られ
このまま放置するとゆくゆくはちぎれて空回りしますので
新品に交換します。
クランクプーリーも国内在庫無しですが、
海外には在庫がありました。
走行距離が約80000Km。
タイミングベルトとバランサーベルトは一度も交換されて
いないので今回交換しておきます。
カムシャフトオイルシールからの漏れ。
バランサーシャフトオイルシールからの漏れ。
クランクシャフトオイルシールからの漏れ。
クーラントの漏れはウォーターポンプからでした。
シール類を交換してウォーターポンプを外して
綺麗に掃除しておきます。
ウォーターポンプの交換。
テンショナープーリーはタイミングベルト用とバランサーベルト用で2個使います。
タイミングベルトとバランサーベルトの交換。
バルブカバーガスケット、プラグホールガスケット、ボルトのシールを交換。
ヘッドカバー取付け面はオイルストーンで整えておきます。
クランクシャフトを回しやすくするのに外しておいたスパークプラグ。
再使用していくので清掃して組み付けます。
エンジンオイルとオイルエレメントの交換。
オイルパンドレンボルトワッシャーを交換して
エンジンオイルにはワコーズのスーパーフォアビークルを添加しました。
冷却ラインのエア抜きを済ませてエンジンオイル漏れと
クーラントの漏れは修理完了。
次にブレーキフルードの漏れ修理へ。
左ハンドルの為、ブレーキパイプの出口の向きが右ハンドル車とは
異なるので、お車のお預かり前に部品は本国オーダーしておきました。
漏れたフルードはマスターバックの塗装面を犯してしまっているので
マスターバックを取り外して
艶消し黒で塗装。
エア抜きを容易にする為、あらかじめマスターシリンダーは単体で
エア抜きをしておきます。
あとは車体に組み付けて
4輪のブリーダーからのエア抜きをして完了です。
最後によく試運転をしまして、
再度リフトアップして油脂類の漏れの確認、
ブレーキの効き具合、フルードの漏れの確認をしてご納車です。
昨今の自動車は様々な先進技術等を搭載していて目を見張るものがあります。
この時代の車両は今の様に優れてはいませんが、良くメンテナンスしてあげれば
いつまでも快適に乗る事ができます!
今回は一昔前の作業を思い出しながらの作業で楽しかったです
またのご来店をお待ちしております。
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