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当社では、整備前にお客様のお車を高圧スチームで徹底的に洗浄します。
徹底的な洗浄は、陸運支局での「下廻り検査」の際に スムーズに合格するのは勿論、正確な整備をするという目的もあります。だから必要不可欠な作業なのです。
もちろんタイヤは外して洗浄します。ブレーキ分解や整備時に 砂や泥が付着していると、正確な整備がでませんし、綺麗な仕上がりにつながりません。
洗浄中はスチームの温度が90℃にもなる為かなり熱いですが お車はエンジン、足廻り、下廻りともに綺麗になります。夏は暑くて冬は寒いですが、お客様の為に頑張ります!
そして、入念に点検を行っていきます。
ステアリングのガタがないか・・・
ペダル類のあそびや踏み代の点検
サイドブレーキの効き具合や引き代の点検
ワイパーの掃け具合や異音の有無、ウォッシャー液の噴射状態、 ガラスに損傷が無いか。 など、細かく点検を行っていきます。
エンジンの点検です。
油脂類の点検をします。エンジンルームには、エンジンオイル オートマオイル、ブレーキオイル、冷却水(不凍液)、バッテリー 液等、様々な油脂類があります。
油脂類の漏れやにじみ、各部品の取付け状態のチェック、劣化具合 等を年式や走行距離、お車の使い方などをふまえながら入念に点検 します。
目で見て触って、正確に。それがわたしたちの点検です。
エンジン冷却水(不凍液)の漏れた状態。エンジンオーバーヒートにつながります。
エンジン吸気系統のホースが劣化して割れた状態。このまま使用するとこの部分からゴミが混入したり、余計な空気を吸い込んだりしてエンジンが不調に・・・
エアコンを効かせたり、ハンドルを軽く操作するためのポンプを 作動させるベルトを点検します。ベルトはゴムパーツなので使用 しているうちに伸びて緩んだり、亀裂が入ってきます。
ベルトが劣化して、亀裂が入った状態です。このまま使用すると、ベルトは切れてしまいます。
ガソリンエンジンに着いている点火プラグです。 劣化するとアイドリングが不安定になったり、燃費の悪化、パワーダウン、最悪はエンジンがかからない・・なんて事にも。車検では分解して点検します。劣化や摩耗がなければ清掃して調整します。
当社では必ず部品取付けの作業時はトルクレンチを使い、 正確な値で組付けます。
エンジンにつく「エアクリーナーエレメント」です。エンジンに適切な空気を供給するため、空気中のゴミや異物を取り除きます。 汚れが酷すぎる場合、燃費の悪化やパワーダウン、 エンジン不調につながります。
エアクリーナーエレメントには2種類あり、一定の期間 清掃をして使用できるタイプと、清掃が出来なく交換に なるタイプがあります。左の写真は清掃できないタイプ、この写真は清掃できるタイプです。 どちらも汚れが酷い為に交換になります。
各部品のゆるみは目で見ても分かりません。 必ず触って点検して、増締めをします。
バッテリーの点検
バッテリーの点検をします。 車検の項目では「ターミナルの緩み、腐食」の 点検のみですが、当社では「電圧・比重・性能」を ふまえて点検します。
バッテリー液が減っている時には無料補充致します。
点検結果は印刷して、お見積り時やご納車時に お渡しします。
車の安全にとって大変重要なブレーキの点検
分解して様々な角度で点検を行います。
ブレーキ関係の部品が壊れていないか、ブレーキオイル の漏れは無いかを点検します。
ディスクブレーキを分解して、付随の部品を外して 洗浄剤を使い汚れを落とします。
ブレーキパットは常に過酷な状況で使用されているため 溝や段差ができます。 適切な制動力を得るため、ブレーキパットの研磨を行います。
ドラムブレーキも同様、分解して清掃します。
ブレーキシューも研磨して整えます。 部品にグリスアップをして組付けます。さらにブレーキオイルの交換をします。 ブレーキオイルは基本的に2年に1度の交換です。
緩和装置(サスペンション)の点検
サスペンションは路面から受ける振動がドライバーに 伝わりにくくしたり、快適な運転をするために着いています。取付け状態の「ガタ」「緩み」は無いか、オイル漏れや損傷は 無いかを点検します。
排気装置(マフラー)からの排気漏れや損傷、腐食の 有無を点検します。 車両の年式や走行距離によって腐食したり、パイプと パイプのつなぎ目から排気漏れを起こします。
タイヤの点検/劣化具合、損傷の有無、異常摩耗の有無や、 残溝のチェックをします。
タイヤの増締めと空気圧を調整します。 増締めはトルクレンチを使用して正確に。 スペアタイヤの空気圧もしっかり調整します。整備後は試運転をして、不具合が無いかを点検します。
いよいよ陸運支局での検査です。
車がまっすぐ走るか、制動力は適正か、ライトの光軸は 適正か、下廻りに不具合はないかの総合検査を行います。検査合格後、ボディ洗車、室内清掃を行います。書類を作成したり、といった事務作業を経て、ようやく検査証の交付です。