RAND ROVER

2024.04.18

VOGUE クーラント漏れ

 

最近立て続けに輸入車のご入庫が多く、

なんとか頑張っております

クーラントが漏れているVOGUE。

加圧テストをしてみると凄い勢いで漏れてきます。

しかも車体中央のミッションの下辺りから。。。

前輪をジャッキアップしているせいなのか、それにしても酷い・・・

カバーを外してみると何だかクーラントだけでは無いような気が。

ウォーターポンプ下からも漏れているようで

とりあえず簡易的に外すと

後方からポンプに刺さる樹脂製のアダプターが

折れています。

クーラント以外の漏れはエンジンオイル。

オイルフィルターケースからの漏れ。

でもあれだけの量のクーラントがミッション下から漏れてくるのは

何か他に原因があるかも???

また大掛かりな作業になる気しかしません・・・

恐る恐るスコープをスーチャー下に入れて見ると・・・

はいこれ。

これ。

クーラントとエンジンオイルのコラボ。

ノックセンサーの配線もどっぷり浸かってます。

漏れの原因はこれ。割れてますね〜

カイエンみたいにアルミ製に対策してくれもよいと

思いますが、

新品を取り寄せます。

オイルクーラーの下にも漏れが回っていて

酷く汚れた状態で組み付けるのは嫌なので

このオイルクーラーも外して綺麗に清掃したいですが、

最悪の場合オイルクーラーガスケットが手に入らないと

どうにもならないので、先に部品を調べてみると

「国内も本国も在庫無しです」と言われましたが、

違うルートで調べると「ありますよ〜」

てな事で。。。

しかも注文後、中2日で入荷しました。あるんかーい

清掃開始です。

オイルクーラーの下はクランクシャフトが丸見えで

絶対にゴミカス(・・・)は落とせないので気を使います。

オッケー。綺麗になりました。

清掃前に吸気ポート内の汚れを確認してましたが

それなりに汚れが溜まっていたのでウォールナットブラストを施工。

オッケー。綺麗になりました。

あとはガツガツ組み付けていきましょう。

ウォーターポンプ。

スーチャー。

汚れが酷い部品は超音波洗浄してから。

秘伝のたれみたいになってます。

ウォーターパイプは対策されてました。

ブリーザーパイプの折れ。

電スロガスケット。

オイルフィルターケースガスケット。

最後にエンジンオイルの交換をして、

各部の洗浄。よく試運転をしたら修理箇所の再確認をして

念の為DTCの診断をして完了。

ようやくご納車となりました〜

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作業ブログをご覧いただきありがとうございます。

ニューオートは以前からご納車時の作業報告の際、タブレットを活用して

ご説明させて頂いておりました。丁寧に分かりやすくをモットーに

心掛けております。

作業した記録はフォルダ分けしてクラウドで保存して、お客様のお車は

何年何月何日に何を作業したのかをすぐに把握できるようにしており

ます。

以前のホームページで随分と前から「作業日誌」と題してブログを

書くようになりまして、多くのお客様からのお問い合わせを頂く

ようになりました。しかしながらお客様のお声の中には、

「同じ故障の症状なのにこの前載せてたブログの修理内容と違う」

「修理内容が同じでもかかった費用が違う」

などのお声もあります。

そこでひとつご注意頂きたいのが、

故障内容は同じでも、それに至る経緯が違ったり、お車の使用状況、

経年劣化、部品の耐久性、個体差や部品価格の変動により内容や

修理費用は違ってきます。その点をご理解頂けると幸いです。

同業者様からの問い合わせも増えてきております。

私も作業にいきずまったときに昔も今も聞きまくります。

仲良くさせて頂いている同業者様にはいつも良いアドバイスを頂き

助かっておりますが、中には「ぶっきらぼう」で「冷たい」お言葉を

かけられる事もあります。。。

私もまだまだ分からない事も多く未熟者ですが、分かる範囲で最適

なアドバイスをするように心掛けております。

そういう事が増えていけば整備業界の発展にも繋がりますし、何より

ご依頼頂いているお客様の期待に応える為だと思います。

最後になりますが、これからもお客様がご参考にできるような記事や

出来事を随時更新していきますので、かいつまんでご覧頂ければ

嬉しく思います。

 

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